生物多様性・食糧・水

2010年05月05日

 

熊本県 もったいないプロジェクトで規格外野菜と弁当店をつなぐ

Keywords:  食糧  地方自治体 

 

JFS/Kumamoto Prefecture Helps Make Effective Use of Substandard Local Vegetables
Copyright 熊本県

熊本県大阪事務所は2010年、熊本県産の規格外農産物を大阪のオフィス街弁当店へ紹介販売する「もったいないプロジェクト」を本格化した。

2008年、同事務所と同じビルにある弁当・定食店と連携し、ランチタイム以降は空いている陳列スペースを利用して、傷入りや大きさが不揃いなどで、地元では廃棄されていた野菜や果物を試験販売。産地直送の安い、旨い、珍しいが揃った商品は予想以上の好評を得、中でもトマトは4ヶ月弱で5トン、約100万円を売り上げる大ヒットとなった。

生産者は規格外農作物が出た時のみ、小ロット出荷が可能。買い取る弁当店側は空きスペースの活用、在庫が出ても弁当や総菜の材料として使える等、リスクも少なく、双方の収益向上につながると喜ばれている。これまでに15の物産館や生産者が出荷しており、さらに38の生産者が出荷意向を示している。

同事務所では、実際に規格外野菜を見て試食してもらう弁当店向けの見本市の企画も進めている。地元熊本とのネットワークを広げるとともに、大阪都市圏における新たな取扱店の開拓に取り組んでいく考えだ。

「規格外農産物」をお金に換える『もったいないプロジェクト』
http://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/62/
mottainai.html

登録日時:2010/05/05 06:00:15 AM

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