2009年12月15日
Keywords: 交通・モビリティ 3R・廃棄物 NGO・市民 地方自治体
滋賀県東近江市では2009年9月から、市内12路線を運行するコミュニティーバス「ちょこっとバス」で、家庭から出る天ぷら油などの廃食油回収を始めた。回収された廃食油は精製されて、BDF(バイオディーゼルフューエル)を燃料にしている同バスの燃料になる。
同市は、菜の花の栽培から食用油利用-廃食油回収-燃料精製-燃料利用という「菜の花プロジェクト」誕生の地として全国から注目されている。これまで自治会、ガソリンスタンド、まちづくり協議会、企業などとの連携で、廃食油の回収に努めてきた。その結果2008年度は市内から出る家庭系廃食油の32%、32,000リットルを回収することができた。
この運動を市民参加のもとで、より積極的に推進するため、バス利用者からの回収を始めたもの。ラベルをはがして水洗いした透明なペットボトルに廃食油を入れて、バス乗車時に運転手に渡すと、特典として、次回乗車時に運賃100円分として利用できる「ちょこっとバスエコともチケット」がもらえるしくみ。
広がれ!地域主導の循環型モデル 愛のまちエコ倶楽部(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024431.html
ちょこっとバスで廃食油回収
http://www.city.higashiomi.shiga.jp/nanohanakan/
html/deta-tyokobasukaisyu.html
「ちょこっとバス」で廃食油の回収をはじめま~す
http://www.city.higashiomi.shiga.jp/
nanohanakan/html/tyokobasutirasi.pdf
登録日時:2009/12/15 06:00:15 AM