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2009.11.12 Thu

農業環境技術研究所 食料生産・消費に伴う窒素流出と水質汚染のモデル開発
JFS/Model of Nitrogen Outflow and Water Pollution
河川水の窒素濃度分布:Copyright 独立行政法人農業環境技術研究所


独立行政法人農業環境技術研究所は2009年8月18日、食料生産、貿易、消費に伴う窒素循環の変化と水質への影響を広域的に推定するモデルを開発したと発表した。窒素は、化学肥料の投入、食料の貿易、魚介類の捕獲などによって外部から国土へ流入し、作物、家畜、人の間を循環した後、地下水や河川に流出する。

推定モデルによると、日本では1980年代後半までの人口の増加と一人あたりの食料需要の増大に伴って、窒素流入量が増大した。1990年以降は、窒素肥料の使用量が減少したことにより、流出量は減少傾向にあると推定された。地下水や河川水中の窒素濃度の地域変動を推定した結果では、大都市周辺と畜産の盛んな地域で高いことが示されている。

一方、中国やタイ、ベトナムなどの東南アジアでは、窒素の国土への流入の大部分は肥料からであり、現在まで継続的に増加していることがわかった。中国では農業の盛んな黄河、長江の下流域で窒素濃度が著しく高いことが推定された。

このモデルによって、食料生産、消費にかかわるどの要因が水質汚染の原因となっているかが地域ごとに示され、今後の人口推移に応じた食料需要の変化、飼料作物やエネルギー作物の栽培などによる環境への影響を予測することが可能になった。

食料生産・消費に伴う環境への窒素流出と水質汚染の変化を推定するモデルを開発
http://www.niaes.affrc.go.jp/techdoc/press/090818/
press090818.html

登録日時:2009/11/12 06:00:15 AM


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