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2009.08.17 Mon

沖縄・石西礁湖で世界初のサンゴ人工再生方法

環境省と東京海洋大学は、沖縄県石西礁湖で、世界初の再生方法を用いたサンゴの人工再生事業に取り組んでいる。この再生方法は、幼生が定着し易い着床具をサンゴの一斉産卵の際に海中に設置し、サンゴの幼生を定着させ、そのまま移植する苗として自然の岩盤に固定するもの。

従来の主な再生方法は、サンゴ群体の一部を採取し移植する無性生殖法だが、採取元となるサンゴへの影響を考慮し、今回は有性生殖により作られた稚サンゴによる移植を行っている。自然の一斉産卵を利用するため、多様な種が着生し、遺伝的多様性も確保できるほか、着床具の形状も研究がすすみ、凸凹状のコマ型で、稚サンゴへの食害が防止できる。また、軽量・安価なため、大量の移植産後種苗生産の可能性があり、継続モニタリングにも適しているなど、様々な利点がある。

石西礁湖は石垣島と西表島の間の広大なサンゴ礁海域で、日本を代表するサンゴ礁生態系を有しているが、海水温の上昇により、稚サンゴの死亡率の上昇やオニヒトデの増殖など、サンゴ礁の被害は年々拡大している。

サンゴの産卵直前の2008年4月に石西礁湖周辺7地点に約6万個の着床具を設置し、5月18日から20日の間にサンゴの産卵を確認。その後2008年8月22日から23日に着床具を抽出し調査した結果、2005年の低着床からの回復傾向が続いていることが分かっている。

サンゴ礁を元気にしよう! 石西礁湖自然再生
http://www.sekiseisyouko.com/szn/

登録日時:2009/08/17 06:00:15 AM


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