2009年06月27日
Keywords: 3R・廃棄物 エコ・ソーシャルビジネス 企業(製造業)
情報管理ソリューション企業のトッパンフォームズは2009年3月16日、室内光などの弱い光も有効利用できる有機薄膜型発電フィルム(太陽電池の一種)を2010年までに実用化すると発表した。この発電フィルムには、米国の有機薄膜型太陽電池開発会社、コナルカテクノロジーズの技術を活用する。
太陽電池は現在、シリコンタイプが主流で、「光を多く取り込める屋外に設置場所が限られる」「重量や厚みの制約が大きく携帯性に欠ける」「初期投資が大きくコスト回収に時間がかかる」といった課題がある。しかし今回実用化を目指す発電フィルムは、室内光でもエネルギーを有効活用できるだけでなく、厚みが約400ミクロン、1平方メートルあたりの重さが約500グラムと薄くて軽いため、柔軟な取り扱いが可能。さらに、発電フィルムの製造は印刷塗工機を使用するため、設備費用も大幅に削減できる。
実用化例としては、ブラインドやカーテンなどのインテリア・家具、パーティションやホワイトボードなどのオフィス用品、店頭ポスターやショーケースなどの商業施設向け製品、衣服やひざ掛けなどの布製品、手帳や巻き取り式充電器などの携帯用品への装備が考えられている。
http://www.toppan-f.co.jp/
コナルカテクノロジーズ(Konarka Technologies, Inc.)
http://www.konarka.com/index.php
登録日時: 2009/06/27 06:00:15 AM