エネルギー・地球温暖化

2009年06月11日

 

日本大学工学部 自然エネルギーを生かした「ロハスの家」完成

Keywords:  再生可能エネルギー  エコ・ソーシャルビジネス  大学・研究機関 

 

JFS/Self-Sufficient House
Copyright 日本大学


日本大学工学部は2009年1月30日、福島県郡山市の同学部内に再生可能エネル ギーを活用した、自然環境との共存を目指す大型実験装置「ロハスの家」が完成したと発表した。既存の電力や石油などを一切使わず、小型風車やソーラーパネル、地熱を取り出すヒートポンプ、高断熱建材を使用している。年間を通じて快適性や体感温度などについて調査を続ける。

「ロハスの家」は縦3メートル、横4メートル、高さ6メートル。地上1階、床下1階で、室内の広さは6畳ほど。小型風力発電は、地域特有の風況に合わせて風車の形を考え、太陽光発電は夏冬の太陽の高低差を考慮して角度を変えた2段のパネルを設置。ヒートポンプで取り出した地中熱を合わせ、蓄熱システムによって部屋の温度をコントロールする。また、高断熱建材、高気密構造など現存する最高の建築技術を駆使し、入力電線のない画期的な住環境を実現した。

さらに、雨水をろ過してシャワーの水として再利用するための貯水タンクも設置。飲み水として利用することにより生活水の自給自足の生活も可能になる。

同学部では、あらゆる自立共生の技術をひとつにまとめた理想の家づくりが、次世代の若者に夢を与え、これから100年にわたって成長する大きな総合技術産業となるとしている。

自立共生の技術を世界へ ついに完成!『ロハスの家』
http://www.ce.nihon-u.ac.jp/lohause/

登録日時: 2009/06/11 06:00:15 AM

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