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2009.05.01 Fri

木質バイオマスのリグニンから高機能接着剤を製造

森林総合研究所は2009年1月22日、東京農工大学、長岡技術科学大学と共同で木材に含まれるリグニンを原料として、金属同士の接着に効果的な高機能接着剤(エポキシ接着剤の3倍の接着強度)を製造することに成功したと発表した。

リグニンは木の成分の約30%を占めているが、製紙工場などで燃料とする以外には資源として利用されていない。共同研究では、リグニンに遺伝子工学技術を適用することで、安定性の高い有用化合物であるPDC(2-ピロン-4,6-ジカルボン酸)に変換する道筋を確立した。今回は得られたPDCをポリマー化して接着剤を製造し、ステンレススチール同士の接着で90MPa(=1cm2当たり約900kgの力)と一般のエポキシ接着剤の3倍の接着強度を得た。

今後、本技術の実用化に向けて産官学連携体制を強化するとともに、コストダウンを図る取組みを進める考え。また、PDCは典型的なポリマー原料であり、汎用プラスチックの出発物質として有望なので、本研究はリグニンの高付加価値なマテリアル利用を進展させ、林地残材などの未利用バイオマスの有効活用手段になるのではないかと期待されている。

リグニンからエポキシ樹脂の3倍の強度をもつ接着剤を開発
http://ss.ffpri.affrc.go.jp/labs/kouho/Press-release/
2008/bioPDC20090122.html

登録日時: 2009/05/01 06:00:15 AM


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