2009年01月22日
東アジアを中心とした漫画家らによる「第9回国際マンガサミット京都大会」が2008年9月6日から8日まで京都市で開催された。今大会は開催地が京都議定書締結の地であることから、メインテーマに「環境の革新」を掲げ、マンガというファクターを通して「地球温暖化防止活動」「食育」「3R」についての啓発を行った。
一般参加者向けのイベント「マンガサミットフェスタ2008」の会場では、「みんなで描く低炭素社会」のコーナーを設置し、縦2.5メートル、横3メートルの大型パネルに人気漫画家たちが即興で親しみあふれる自作のキャラクターを次々に描いて、温暖化防止のメッセージを発信。実行委幹事長の里中満智子さんはかわいい宇宙人をパネルに展開させ、「美しい環境を保ち、地球が宇宙からも訪れてもらえる観光地になってほしい」と話した。
日本・韓国・中国・香港・台湾のマンガ家らによるシンポジウム「マンガと環境」では、マンガと環境とのかかわりについて意見が交わされ、パネルディスカッション「マンガと食文化」では,食文化とマンガの関わりについての発表があった。「マンガには食の安全性や健康など様々な情報を読者に提供する責任がある」などの意見がでたという。
登録日時: 2009/01/22 6:00:12 AM