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2008.09.14 Sun

国環研と産総研 東アジアの森林のCO2吸収量を多点観測し解析
国立環境研究所と産業技術総合研究所は、国内研究機関・大学と共同で日本、ロシア、モンゴル、マレーシア、タイなど東アジアの森林で数年間にわたりCO2吸収量を観測し解析した結果を2008年4月23日に発表した。今回の解析では、CO2吸収量が森林の種類によって異なる季節変化をすることや、年々の気象変動に大きく影響されていることがわかった。

例えば、東南アジアの熱帯季節林における乾季の長期化、降水量減少にともなう土壌乾燥が、森林の光合成量を減少させ、CO2を増加させる可能性があることが強く示唆された。さらに、異なる気候帯の森林によるCO2吸収量は年平均気温が高いほど直線的に増加し、植物の呼吸や土壌中の有機物分解によって放出されるCO2の総量は年平均気温が高いほど指数関数的に増加することがわかった。これは欧米の森林と大きく異なる特徴だという。

このような広範な気候帯における森林のCO2吸収量の特性は同研究によって今回初めて示された。陸地の約1/3の面積を占める森林のCO2吸収量と気候の関係を観測によって明らかにすることは、将来のCO2濃度や気候変動の予測のために不可欠であるという。

同研究は環境省地球環境研究総合推進費などの研究費により実施され、成果はエルゼビア社の農業および森林気象学誌"Agricultural and Forest Meteorology"電子版に2008年に2月20日に掲載されている。

http://www.nies.go.jp/whatsnew/2008/20080423-2/20080423-2.html
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2008/pr20080423/pr20080423.html

登録日時: 2008/09/14 09:56:42 PM

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