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2008.03.12 Wed

森林総合研究所、鉛を捕捉する森林のフィルター効果を実証
独立行政法人森林総合研究所は2007年10月23日、大気中に浮遊する鉛を捕捉し、外部への流出を防ぐ森林のフィルター効果・環境浄化機能を科学的に実証した。

関東地方のスギ林の樹木と土壌中の鉛を観測した結果、森林の土壌が鉛を直接捕捉しているのに加え、降雨により森林に降り注いだ大気中の鉛が樹木の根から吸収された場合には、葉や枝に蓄積し、落葉などによって鉛が再び土壌表面へ戻る経路を繰り返すことで森林からの鉛の流出を防いでいることがわかった。

鉛は生物にとって少量でも有害な物質であり、一度環境中に排出されると長期間環境中にとどまる。20世紀後半、鉛はガソリンの添加剤として大量に使用され、排気ガスとともに大量に大気中に排出された。日本ではいち早くガソリンの無鉛化対策を実施し、鉛による大気汚染は解決したと思われているが、2007年現在でも様々な人間活動に由来する鉛が大気中に排出され続けている。

同研究所では今後、鉛の蓄積にともなう森林の動植物への影響や、将来における森林土壌表層における鉛の挙動などについても研究を進める予定。

http://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/kouho/Press-release/2007/flead20071023.html

登録日時: 2008/03/12 03:34:39 PM

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