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2007.08.18 Sat
京都大学、光合成の新たな仕組みを解明
京都大学の地球環境学堂・人間・環境学研究科の研究グループは2007年4月10日、近赤外光を使って水を分解する光合成の新たな仕組みを明らかにしたことを発表した。これは地球の生産性と炭素循環に新たな視点を与えるものと期待されている。

水を分解するためには高い電位を発生することが必要なため、赤色光を吸収する光合成色素であるクロロフィルの一種、Chl aが必須と考えられていたが、研究グループはChl dにより近赤外光を吸収しChl aより小さいエネルギーで水分解する機構を持つ海産性シアノバクテリアを発見し、Chl dが光合成生物の中で唯一の例外的な反応系を作っていることを明らかにした。これにより酸素発生型光合成反応の基本的な仕組みも明らかになり、Chl dを人工光合成などに使える可能性があることがわかった。

また従来考えられていた光合成のできる波長領域が広がり、シアノバクテリアの生息範囲もかなり広範囲と見られるため、現在陸上の約50%と見積もられている海洋での生産性の評価方法などの変更も予想される。

http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/070410_11.htm
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/070410_12.htm#c2
http://www.ges.kyoto-u.ac.jp/manabu/kankyoseimei_gijuturon.html

登録日時: 2007/08/18 10:19:53 PM
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