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2007.07.12 Thu
フッ素汚染された土壌の革新的浄化技術、開発される
富山工業高等専門学校の環境材料工学科の袋布昌幹准教授および丁子哲治教授による研究チームは、土壌に含まれるフッ素化合物が周辺環境に数百年間溶出しない土壌浄化技術を開発し、2006年12月1日に東京ビックサイトで開催された全日本科学機器展2006で紹介した。

この技術は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の産業技術研究助成事業の助成により進められたもので、簡便なプロセスで養生期間1日で汚染土壌のフッ素溶出量を規制値である0.8mg/ℓ以下に低減することが可能で、土壌浄化のさらなる低コスト化も可能にする。

同技術は、リン酸水素カルシウムが粒子表面にナノ表面構造を誘起してフッ素化合物と特異な反応を示すことを利用し、土壌に含まれるフッ素化合物をフッ素アパタイト(フッ素リン灰石)として安定的に固定するもので、2006年2月現在特許出願中。今後は,民間企業と土壌汚染浄化に利用出来るリン酸カルシウムの大量生産技術の開発を進め、土壌汚染浄化の実地試験を進める計画。

フッ素は自然界に広く存在するが、過量に摂取すると神経障害など人体に多大な影響を及ぼす。2003年2月の土壌汚染対策法の施行により土壌再利用の際のより厳しい有害物質含有濃度基準が設定されたが、既存の土壌浄化処理技術は揮発性有機化合物や重金属対策に偏重しており天然化合物であるフッ素化合物への対策が十分になされていないため、住宅地や運動場に転用した工場跡地がフッ素の環境基準値を満たしておらず、社会問題となるケースが少なくなかった。

http://venturewatch.jp/nedo/20061127tn.html
http://www.toyama-nct.ac.jp/
http://venturewatch.jp/nedo/20070131.html
http://venturewatch.jp/nedo/20061127nr.html

登録日時: 2007/07/12 04:05:52 PM
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