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2006.08.02 Wed
高温の水でペットボトルを分解、完全リサイクルも可能に
独立行政法人・産業技術総合研究所は2006年5月19日、ペットボトルなどのペット片を高温の水で原材料まで分解することに成功したことを東京都内で開かれた石油学会で発表した。

同研究所のコンパクト化学プロセス研究センター、触媒反応チームは、ステンレス製の密封反応器内でペットボトル片などのポリエステル系樹脂と水を一緒に300度まで加熱して、原材料のテレフタル酸とエチレングリコールに分解することに成功した。前もってテレフタル酸を加えておいてから加熱するとさらに低い約275度での分解も可能になる。

現在、ペットボトルのリサイクルは回収したボトルを破砕・溶解して再生樹脂をつくり、衣料用繊維、シートなどに利用する方法がほとんど。化学分解で原材料まで分解する方法もあるが、メタノールなどの物質を使用するため有害な廃液が出る。

今回開発された方法は環境に優しいだけでなく、ゴミ処理場に分解用装置を併設すれば処理場の排熱が利用でき、経済的なメリットも期待できる。同研究所は実用化をめざし、既存のペットボトル回収システムと組み合わせた完全リサイクル研究を進めている。

http://unit.aist.go.jp/tohoku/

登録日時: 2006/08/02 10:33:09 AM
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