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2006.02.26 Sun
木質バイオマスからカーボンナノチューブを合成
中外炉工業は、岩手県衣川村とともに木質バイオマスから直接カーボンナノチューブ(CNT)を合成する技術を開発、2005年9月7日に製造関連特許の申請を終えた。

衣川村は、村内の8割を占める森林が林業の不振により間伐されずに荒廃し、価値を失っていく現状を改善する方策として、2001年から木質バイオマスのガス化発電に取り組み、2003年度に同社からガス化炉を導入。2005年5月に木質バイオマスの抽出ガスから副産物として、直接CNTを合成できることを確認した。

村内から調達した杉チップを外熱式ロータリーキルン炉にてガス化した後精製し、CNT合成炉内の触媒に接触させるとCNTが合成される。従来の石油・天然ガス等から合成するのではなく、循環資源である木質バイオマスから合成することにより、本来なら樹木の腐敗で大気に戻るCO2をCNTに固定するため、大気中のCO2の削減につながる。

CNTはその優れた物性から、例えば、電界放出ディスプレーでは1ピクセル毎の電子放出源として、電気二重層キャパシタ、リチウムイオン二次電池、燃料電池等では電池電極材料として利用可能で、電子情報分野、エネルギー分野、医療分野など幅広い分野での発展が期待されている。

岩手県で全国初の木材バイオマスのガス化発電 (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/574-j

登録日時: 2006/02/26 11:48:56 AM
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