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2005.12.31 Sat
「海の緑化」を目指し、新しい磯焼け改善技術の開発すすむ
海の緑化に向け14社の会員で産学研究を進めている「海の緑化研究会」は、2005年9月21日、近年の漁獲高減少の一因とされる海の磯焼けの改善に、鉄鋼スラグと腐植物質からなる混合物が大きな効果を持つことを実証試験により確認したと発表した。

磯焼けとは、コンブやワカメ等の有用な海藻が消失し、岩場が石灰藻と呼ばれる白色小型藻類に覆われ、海が砂漠化した状態。日本の沿岸では磯焼けが急速に進んでおり、大きな問題となっている。

研究会代表の定方工学院大学教授は、1999年から磯焼け改善の基礎研究に取り組み、鉄鋼スラグ等の二価鉄を含有する物質と廃木材チップを発酵させた腐植物質の混合物中に存在するフルボ酸鉄がアオサやコンブといった藻類の成長促進に有効であることを研究室での実験で明らかにしてきた。

研究会メンバーの西松建設、新日本製鐵、エコ・グリーンの3社が2004年11月に北海道増毛町にて、数年間磯焼けの状態であった舎熊海岸の汀線約25mに鉄鋼スラグと腐植物質の混合物をヤシ繊維で編んだ袋に充填した「ヤシユニット」を設置した結果、ユニット設置部から沖合い30mほどの海域にコンブ等が通常の数倍ほど豊かに生育していることを確認。研究会では、今後もこの効果の持続性や物質循環や生態系への影響等について調査を続けていく予定。

http://www.nishimatsu.co.jp/press/2005/prel0921.htm

登録日時: 2005/12/31 08:30:45 AM
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