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2005.10.05 Wed
製紙スラッジを人工ゼオライトとして再生
日本の紙パルプ二大産地である静岡・愛媛の産学官コンソーシアム(研究共同体)は、産業廃棄物の「製紙スラッジ」から、低コスト・高品質の人工ゼオライトを合成する技術プラントと、これを原料とした製品を開発した。この研究は国の「地域新生コンソーシアム研究開発事業」の指定を受け、2003年度から2004年度にかけて実施され、2005年5月にその研究成果が報告されたもの。

ゼオライトは結晶性の無機多孔質材料で、その触媒・吸着・イオン交換機能から、有害物質の吸着や悪臭の除去、土壌改良や汚水・排水中のアンモニウムイオンの除去など、様々な分野で利用されている。ゼオライトには、自然界に存在する天然ゼオライト、工業的につくられた合成ゼオライト、石炭灰や製紙スラッジ灰などの灰を再生した人工ゼオライトなどがある。人工ゼオライトは、第3のゼオライトと呼ばれ、低コストと廃棄物の再利用
という特徴から、近年注目を集めている。

紙パルプ業界は、年間400万トンを超える産業廃棄物「製紙スラッジ」の多くを、6,000-7,000円/tかけて焼却・埋立処分している。この大量の製紙スラッジの処理費用や埋め立て処分地の確保は、大きな問題だった。

今回の研究では、多様な製紙スラッジ原料から、恒常的に、低コスト・高品質な人工ゼオライトを生産する技術を確立。循環型社会つくりに向けて、人工ゼオライトを原料とする多様な環境保全型商品の開発可能性への道筋をつけた。


http://www.ehime-iinet.or.jp/kamipa/

登録日時: 2005/10/05 09:56:47 AM
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