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2005.08.22 Mon
カキ殻でナメコの収量一割アップを実証 石川県林業試験場
石川県林業試験場は2005年3月までに、ナメコの菌床栽培に能登産のカキ殻を使うことで、ナメコの収穫量が一割程度増えることを実証した。大量に廃棄されるカキ殻の用途拡大と、ナメコ栽培の生産性を高める一石二鳥の取り組みとして期待されている。

元同試験場勤務の高橋大輔技師が、ナメコの菌を人工的に増やすためにおが屑や小麦、大豆のかすを混ぜ合わせて作る培地に、PH調整のため消石灰等のカルシウム材料が添加されていることに着目。能登半島に育ち、カキ殻が山になって捨てられているのを見ていた同技師が、カキ殻をPH調整剤の代用とすることを思いつき、取り組んだ。

実験では、カキ殻粉末を3%の割合で使うと、ナメコの収量が一割程度増加した。割合を10%にした場合、収量は伸びないものの、収穫日数が4日程短縮された。なお、ナメコに含まれるカルシウム量も増加するため、健康食品としての効果も期待できる。

金沢市・白山市の生産施設・組合が試験栽培の取り組みを始め、白山市内にはカキ殻粉末を商品化、販売し始めた会社もある。カキ殻は、一部土壌改良剤として使用されているが、2千トン以上が廃棄物となっている。県内ナメコ栽培者を対象とした場合年間消費量は6トン程度だが、同試験場では、今後シイタケ栽培でもカキ殻のリサイクルを進めたいと考えており、消費量を18トンと見込んでいる。


登録日時: 2005/08/22 02:05:57 PM
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