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2005.03.25 Fri
酸性雨対策調査ワーキンググループ、台風に伴う酸性雨の実態を報告
環境省による酸性雨対策調査の解析ワーキンググループは、2004年10月7日に福岡市で開催された日本気象学会で、台風は、陸地に近づくにつれて酸性雨の原因となる硫酸イオンなどの大気汚染物質を広範囲に、かつ急速に輸送するとの推定を報告した。

同グループは1983年から20年に渡り行われた環境省(旧:環境庁)の酸性雨対策調査で採取された降水の分析結果から、2001年の台風6号と2002年の台風7号を事例として、台風に伴う降水の化学組成を考察した。

どちらの事例においても、観測点に最接近した数日後に、大気汚染物質から生成される硫酸イオンと、道路の粉じんや中国大陸から飛来する黄砂を起源とするカルシウムイオンが、濃度・沈着量ともに最大であった。台風6号がもたらした硫酸イオンとカルシウムイオンは、いずれも海水から供給された分を除いて、それぞれ年間沈着量の13%、16%にのぼった。

解析を担当した皆巳幸也(みなみゆきや)・石川県農業短期大学講師は、他の台風についても同様の解析を行い、また生態系への影響についても考えていきたい、と話している。




登録日時: 2005/03/25 11:40:08 AM
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