ビルの屋上に花畑を 竹中工務店、薄層屋上緑化システム開発
竹中工務店は、草花や低木などの植栽を可能にし、建物に負担をかけない、軽量で観賞ニーズに対応可能な薄層屋上緑化システムを開発し、2004年8月に「浜名湖花博」展示コーナーに出展した。観賞ニーズに耐えられる草花や低木などの栽培には、ある程度の土壌の深さが必要なため、従来の軽量土壌を用いる薄層緑化工法では困難だった。今回のシステムの特徴は、縦横各50cm、厚さ3.5cmの「保水・排水マット」を植栽基盤とするところ。本マットは建物に固定され、植物材料を含めたシステム全体の湿潤時重量が60kg。従来技術の半分以下に軽量化できたため、強風の吹く超高層ビルの屋上でも、荷重制限のある既存建物の屋上でも緑化ができる。
植栽は、維持管理の簡易化の観点から、「芝類」「バーベナなどの草花類」「ハイビャクシン、ツルマサキなどの低木類」など35種類の植物に絞っている。縦横25cm、厚さ4cmの「マット植物」として生育したあと、「保水・排水マット」上に設置するしくみ。
本システムは、和歌山ガスビル、明治安田生命ビル街区再開発計画などのプロジェクト、自社の新社屋で採用されている。今後、より一層の維持管理の簡易化、機能の高度化に向けた技術開発を進める考え。
登録日時: 2004/12/06 11:49:02 AM
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