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2004.04.15 Thu
環境格付けによる融資制度、政策投資銀が詳細決定
政府系金融機関の日本政策投資銀行は、2004年春よりスタートさせる環境配慮型経営を促進させるための新たな融資制度の詳細を決定した。

この制度は、同行が実施する環境スクリーニングで合格した企業の環境対策事業を対象に低金利で融資を行うもの。審査の結果に基づいて合格企業を3ランクに格付し、ランクが高い企業により有利な融資を提供。融資後も引き続き格付け通りの経営が行われているかモニタリングを行う。また低金利の融資のほか、社債の保証も行い環境配慮型経営を支援していく。

格付けに用いるスクリーニングは製造業で2種類、非製造業で7種類、計9種類のシートを準備。今後必要に応じて追加していく。特に優れた事例に対応するため加点項目を整備、通常項目200点、加点項目50点、計250点の配点となっている。合格ラインは大企業120点以上中小企業110点以上。審査時には企業側とディスカッションを行う予定で、一種のコンサルティング機能を発揮することも期待される。

同制度は中小企業が利用しやすいよう配慮。大企業に有利な組織的な対応や制度の有無などを問う定性的項目より、企業規模に影響を受けにくい温室効果ガスの削減など定量的項目の配点を厚くしている。地球温暖化対策などの環境パフォーマンス項目で要求レベルに達していなくても、契約時に今後の改善を約束すれば中小企業にかぎり特別に加点される。

現在4月からのスタートを前にして多くの企業から問い合わせが寄せられている。当面はこの制度の適応を環境事業への融資に限定しているが、長期的には、スクリーニング自体を環境から CSR(企業の社会的責任)を評価するものに発展させ融資範囲も事業全体に拡大していきたい考え。



登録日時: 2004/04/15 06:38:57 PM
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