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2004.03.12 Fri
北限のジュゴンを見守る会
沖縄のジュゴンは、戦後の乱獲と開発で生存基盤を失い、絶滅したと考えられていたが、98年に沖縄島東海岸でその生存が確認された。この海域に棲息するジュゴンの数は50頭以下と推定され、絶滅危機に瀕しているが、日本政府は2002年7月、沖縄県名護市辺野古沖の環礁を埋め立て、全長2500mの巨大な米軍軍事空港の建設を決定した。

空港建設事業者である那覇防衛施設局は、環境影響評価の方法書作成のため、現地技術調査を開始。なかでも、地盤強度を調べる地質調査では、環礁とその周囲63ヶ所のボーリングと弾性波探査を行うため、調査そのものが生態系に大きな影響を与えると危惧されている。

世界最北に棲む沖縄のジュゴン保護を目的に発足した「北限のジュゴンを見守る会」は、米軍軍事空港建設計画の白紙撤回を求め、政府に要望書を提出したり、「沖縄のジュゴンの保護を求める国際署名」事務局を開設。世界各国から1万人近くの署名が集まった。今後も、(1)現地技術調査の中止とジュゴン保護のための具体的施策を政府に要求、(2)2005年に開催される第1回海洋保護地域会議に向け、国際的なジュゴン保護ネットワークを確立、(3)ジュゴンや棲息地の生態系保全の側面からの環境教育に力を入れる--など、積極的に活動していく方針だ。


http://www.sea-dugong.org/

登録日時: 2004/03/12 09:20:48 AM
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