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2004.02.23 Mon
帝人、「ボトルtoボトル」リサイクル施設の操業を開始
帝人グループは、使用済みPETボトルを化学的にポリエステル原料に戻し、再びPETボトル用樹脂として再生する「ボトルtoボトル」リサイクル施設を完成し、操業式を開催した。PETボトル約62,000トン/年(500mlPETボトル約20億本相当)からPETボトル用樹脂50,000トン/年を製造することができる。

同グループでは、ポリエステル繊維の生産開始から間もない1962年より、生産工程内で発生する糸屑を原料に戻すリサイクルを続けてきたが、近年、使用済みポリエステル製品を原料にまで戻してリサイクルする技術の開発を進めていた。その成果として、2002年4月には、使用済みPETボトルから、石油より製造したものと同等の高純度DMT(テレフタル酸ジメチル)を回収するプラントを操業し、それを原料としてポリエステル繊維へのリサイクルを開始。

今回は、回収した高純度DMTをPETボトルの原料として最適なTPA(高純度テレフタル酸)に変換する設備、およびこのTPAを全量使用してボトル用PET樹脂を製造する設備を完成した。世界で初めての操業となる。

日本では、1977年に登場して以来、PETボトルの需要が急増し、2002年の生産量は412,565トン。容器包装リサイクル法で分別回収・再商品化が義務づけられ、2002年の市町村の回収率は45.6%。ただし、現在は食品衛生法などの関係から、PETボトルをPETボトルとしてリユース・リサイクルすることができないため、回収したPETボトルは粉砕・洗浄して、ハンガーやゴミ箱などに成形されたり、繊維に戻して作業服やカーテン、じゅうたんなどにリサイクルされている。

PETボトルの消費量の伸びとともに、回収されるPETボトルが急増しており、リサイクルの「出口」を広げることが急務となっている。


登録日時: 2004/02/23 10:15:37 PM
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