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2003.09.27 Sat
海洋温度差発電実用化へ、佐賀大の実験施設始動
海洋温度差発電の実験施設「佐賀大学海洋エネルギー研究センター」が2003年6月14日、佐賀県伊万里市にオープンした。

海洋温度差発電とは海の表層水と深層水との温度差を利用する発電方法で、15℃以上の差があれば発電可能。従来の発電に比べCO2排出量が極めて少なく、安定的に供給できるエネルギーとして注目され、すでに多くの国で建設計画がすすめられている。実用化すれば日本の経済水域でも年間100兆kW時の発電量が見込まれる。

佐賀大理工学部では1973年から研究を開始し、上原春男学長が高効率で建設コストが低い「ウエハラサイクル」を開発。最近では海水温度に近い約30℃と約8℃の水から30kWのエネルギー出力に成功した(同じシステムでの低温運転成功は世界初)。約45億円をかけて建設された同センターは、発電実験装置のほか発電エネルギーの二次利用として海水の淡水化や水素製造の研究装置を備える。

同大はまた、インド政府がすすめる実証プラント建設にも全面技術支援し、今秋には稼働を予定。東南アジアや中南米など約50か国からも共同研究や協力依頼が来ているという。新センターの始動で、海洋エネルギー実用化に向けたさらなる研究が期待される。



http://www.ioes.saga-u.ac.jp/

登録日時: 2003/09/27 11:51:50 AM
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