エネルギー・地球温暖化

2003年01月04日

 

自然エネルギー市民ファンド、設立される

Keywords:  再生可能エネルギー  NGO・市民  地球温暖化  政策・制度 

 

地域のための自然エネルギーの普及拡大をめざして、全国規模の「自然エネルギー市民ファンド」が2002年12月7日に設立された。

市民が出資する風力発電所(市民風車)の第1号は、2001年9月に北海道浜頓別町に「はまかぜちゃん」が設置されている。また、青森や秋田で、市民出資の事業に向けての準備が進められている。

自然エネルギー市民ファンドは、このような各地での取り組みをネットワークするとともに、全国レベルで市民が参加・出資できる受け皿となるもの。当面、2003年に計画している青森・秋田での市民風車建設に向け、約4億円の出資を募る。また、市民風車に関心のある地域での事業化を支援し、新たなビジネスモデルを作り出すことをめざす。

「各地域の自然エネルギーは各地域の利益に貢献する」ことを基本的な考え方とし、地域外からの資金をそれぞれの地域経済に貢献する形で導入することを考えている。

現在日本では、再生可能エネルギー、特に風力発電への関心が高まり、商社をはじめ、さまざまな企業が事業としての取り組みを進めている。その一方で、「自分のエネルギーは自分で作りたい、選びたい」という市民のニーズも高まっており、この自然エネルギー市民ファンドが、これまでの経験やノウハウをもとに、全国的な市民風車の動きを推進することが期待される。






登録日時: 2003/01/04 08:12:21 AM

英語記事はこちら


 


 

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