市民社会の動き

2018年06月05日

 

こども食堂2年間で急増、2,000カ所超

Keywords:  市民社会・地域  幸せ 

 

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こども食堂安心・安全向上委員会は2018年4月、全国のこども食堂が少なくとも2,286カ所で開設されていることを公表した。各都道府県の社会福祉協議会などが調べた開設数を取りまとめたもので、調査期間は2018年1月~3月。

こども食堂は、こどもたちに無料またはわずかな参加費で食事を提供する取り組みで、こども食堂という名称が誕生したのは2012年。開設数については、2016年5月末時点で少なくとも全国に319カ所、と朝日新聞が報道している。今回の調査までの2年足らずで、約2,000カ所増えた。

こども食堂安心・安全向上委員会は、こども食堂への理解を広げるための全国ツアーを2016年から展開してきた「広がれ、こども食堂の輪!全国ツアー」実行委員会のメンバーらが、全国ツアーを通じて見えてきた次の課題に取り組むためにつくった集まり。調査結果について、「こども食堂が『特別な人たちがやっている、特別な場所』から、『多くの人たちの身近にある場所』へと変わり始めている」と考察している。

目指しているのは、こども食堂が地域づくりに欠かせないあたりまえの存在になること。すべての子どもだけでなく大人たちも気軽に訪れることで、子どもが大人たちと出会い、大人が子どもたちから元気をもらう場所になることを願っている。

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