2017年05月04日
Keywords: お金の流れ 再生可能エネルギー 地球温暖化 政策・制度 省エネ
イメージ画像:Photo by Konaine Some Rights Reserved.
東京都は2016年11月24日、初のグリーンボンドを発行した。「東京環境サポーター債」という名称で通貨は豪ドル、発行額は100億円相当であった。翌日行われた都知事の定例記者会見において、即日完売したことが報告された。
グリーンボンドとは、企業や地方自治体等が、再生可能エネルギー事業など、地球温暖化をはじめとした環境問題の解決に資する事業に要する資金を調達するために発行する債券。東京環境サポーター債の発行条件は、期間5年、利率年2.74%、購入限度額は1人または1団体当たり1000豪ドルから100万豪ドルまで。購入対象者は、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県に在住または在勤・在学の個人、同エリア内に主たる事務所・事業所を有する法人・団体。
都知事は、この資金を再生可能エネルギーの導入、省エネ化の観点から都有施設の改修、改築による照明のLED化、太陽光発電設備の設置などに充当する、そのほか都市の緑化、気候変動の影響への適応の観点から選定した事業に充当していくと述べた。また、今回をトライアルとして来年度には本格的なグリーンボンドを発行するとしている