「地熱マルシェ」　地熱資源の有効活用に向けて

日本の火山帯と地熱発電所
出典：資源エネルギー庁ウェブサイト

地熱マルシェ実行委員会は、地熱資源開発に対する国民の理解を図るため2016年２月～３月にかけて、地熱資源を体感できるイベント「地熱マルシェ」を開催した。地熱発電は、自然条件によらず安定的な発電が可能であり、世界有数の火山国である日本は世界第３位のポテンシャルを持つことから、「国産のベースロード電源」として期待が高まっている。

日本の共有財産である地熱を最大限に活用するためには、円滑な地熱発電開発に加え、その余剰熱を地域の活性化のために活用することで、地域との共生を図ることが重要となる。そこで、地熱マルシェ実行委員会では、地熱資源ポテンシャルを多く有する北海道、東北、九州の３エリアと東京を含めた全国４エリアで「地熱マルシェ」を開催。

『マルシェ（市場）』をコンセプトとした会場では、地熱を活用して栽培された地元野菜などを販売する「物産展」、地元団体によるダンスなどが披露される「ステージプログラム」、地熱資源について考える「ワークショップ」などが繰り広げられた。