震災からの復興

2016年03月10日

 

避難道整備の署名提出

Keywords:  震災復興  防災・減災 

 

写真:「海、みらい!」防災女性学習会
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東日本大震災の被災者支援プロジェクト「JKSK結結プロジェクト」が、東京新聞への連載を通じて被災地復興の様子を伝える「東北復興日記」。今回は、2015年10月9日に掲載された、市民の防災意識を高めるための取り組みをご紹介します。

2015年9月のチリ地震で「死亡者数13人、このうち津波での死亡者は2人」というニュースに驚きました。避難者は100万人。チリ政府は堤防の建設よりも住人の避難を徹底していたそうです。避難訓練が習慣化されるほどの徹底ぶりで、この数字には納得しました。

東日本大震災で救われた命は、先人の言い伝えに従った人、避難訓練を日常に取り入れていた人、災害を常にシミュレーションして行動を確認していた人らです。どの災害でも、自分の命は自分で守る意識が最重要だと痛感します。

チリ政府が行った津波防御のように、津波や災害の時に一番必要なのは命を守ること。瞬時に命を守る行動は習慣付いていないと実行に移せないものです。

防災のあり方を考える「海、みらい!」防災女性学習会を開いています。宮城県気仙沼市で2014年7月12日に開いた学習会では「巨大防潮堤より避難道を」の声が上がり、津波防災対策に避難道整備優先を求める署名活動に入りました。防潮堤問題に取り組む活動を行っている方々のサポートを得ながら、5,100人の署名を請願議員の手を経て国会へ提出できました。

津波を含む災害に遭遇して生き抜いた人々が、二度と家族や友人、仲間を失わないために災害時の行動を考えるとしたら、やはり避難道に行き着きます。

避難を習慣付ける一歩として、1)市民は避難経路を自ら考える 2)行政は避難勧告に従わない人がいないように、避難の呼びかけや避難発令方法などを再検討し、堤防などの公共工事を前提とした危機管理ばかりではなく、市民の防災意識を高めることを最優先とし、その後に堤防や防潮堤計画に入る-。

確実に命を守れる避難対策こそ必要です。請願の案件は国会で2015年9月24日に審議され保留の結論になりました。国民は国民のできることに、国会は国会のなすべきことに真剣に取り組む。それに尽きると思います。

東日本大震災圏域創生NPOセンター(いしのまき寺子屋) 事務局長
海、みらい! 事務局長
太田美智子

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