2016年02月01日
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日本政策投資銀行(DBJ)は2015年10月21日、第1回サステイナビリティボンドを発行した。DBJの発表によると、発行総額は3億ユーロ。サステイナビリティボンドは、債券発行で得た資金を環境・社会的意義の高いプロジェクトに限定して充当する「社会的責任投資(SRI債)」の一種である。
SRI債権の発行実績は近年欧米を中心に急増しており、DBJは国内初の発行体となる。資金が充当される「対象アセット」は、DBJの環境格付融資で「C」以上の格付けが与えられた企業とDBJ Green Building認証で「3Stars」以上の認証が付与された企業に対する融資。例としては、自動車メーカーのスズキ株式会社(環境格付Aランク)、不動産関連企業のダイビル株式会社(DBJ Green Building認証5Stars)が挙げられる。
今回発行された債券は、銀行やアセットマネージャーを中心にIKEAなどを含むSRI投資家へ販売された。DBJは今後もSRI債の発行を継続し、企業の環境・社会に配慮したプロジェクト活動を金融面から支援していく。