人と社会のダイバーシティ

2015年12月04日

 

BLACKSOX ~チャレンジテニス!で「全ての人」がつながる~

Keywords:  共生社会  NGO・市民  ダイバーシティ 

 

写真:NPO法人BLACKSOX
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NPO法人BLACKSOXは、障がい者だけではなく、高齢者や外国籍の人達など、様々な人達が一緒に楽しめる新しいスポーツ、「バリアフリーテニス/チャレンジテニス!」を、世界で初めて提唱、推進している団体です。「コミュニケーション × テニス = 笑顔」を掲げ、活動に取り組んでいます。

BLACKSOXは、理事長である西野耕太郎さんが1999年、友人達と設立しました。きっかけは、幼い頃からテニスが大好きであったため、「自分が好きなことを続けていくからには、好きなもの・楽しいことを周りの人と分かち合い、全ての人達に喜んでもらい、テニスを社会の役に立つものにする。」と、決意したことです。そして、全ての人の靴下が真っ黒になるまでテニスを楽しんでもらおう、との思いからBLACKSOXと名付けました。

その決意の結果、テニスから派生して生まれた新しいスポーツこそが、「バリアフリーテニス/チャレンジテニス!」です。この「バリアフリー」という言葉には、障がい者だけではなく、高齢者や海外国籍の人達など、様々な人達が一緒に楽しむことが出来る、という意味が込められています。

通常のテニスは、相手にとって不利な場所へ球を返し、得点により勝ち負けを競うスポーツですが、「バリアフリーテニス/チャレンジテニス!」は「ラリー」を続けることを目的としたスポーツです。だれでも楽しめるように、スピードの出ない安全なスポンジボール、軽く扱いやすいラケット、狭い場所でも遊ぶことのできる低いネット、なにより、簡単なルールで構成されています。

2010年からは、活動を「ボールをつなぐ 何かがツナガル プロジェクト」とし、「バリアフリーテニス」を、障がいやテニス経験、ボランティア経験の有無、年齢に関係なく、みんながテニスを通して新しいことにチャレンジしてみよう、という「チャレンジテニス!」にまで広げました。

このプロジェクトは、

  • テニスにより、全ての人の運動・交流・感動・笑顔を創りだす
  • テニスがうまくて、強くて、思いやりのある【かっこういい】子ども達を育てる
  • 永続的な社会的組織として、社会参加・生きがいを全ての人とわかちあう

という3のミッションを掲げ、主に「バリアフリーテニス/チャレンジテニス!」の練習会や大会を開催しています。

「チャレンジテニス!」では、1)スポーツ経験が無い、あるいはスポーツに自信が無い障がい児者やテニスが初めての子どもたちでも「安心」「楽しく」「簡単」にテニスができるよう「テニスマニュアル」、2)テニスやスポーツの経験が無い大人や子どもたちでも障がい児者やテニスが初めての子どもたちを手伝えるよう「ボランティアマニュアル」、3)誰でもどこでも活動に関われるよう「運営マニュアル」などを作成。勉強会、研修会、ボランティア募集、場の提供など活動の幅を広げています。

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