エネルギー・地球温暖化

2015年07月23日

 

茅ヶ崎市の「おひさまクレジット」、家庭の太陽光発電を企業の温暖化対策に活用

Keywords:  再生可能エネルギー  地方自治体 

 

写真:太陽光パネル
イメージ画像: Photo by Chris Baird Some Rights Reserved.

茅ヶ崎市は2014年4月1日から、「茅ヶ崎おひさまクレジット」を実施している。一般家庭での太陽光発電の取り組みを「環境価値」としてクレジットに変換し、企業に売却してその利益を還元する事業である。

事業に参加できるのは2013年4月以降に住宅用太陽光発電設備を設置した家庭で、他の発電設備や蓄電池を併設していないことが条件となっている。自宅で使用した分の発電量をNPO法人ちがさき自然エネルギーネットワーク(RENちがさき)が集約し、国の認証を受けてクレジットに変換した後、市内の企業へ売却する。

参加のメリットとして、家庭は余剰電力を電力会社に売電するだけでなく、自家消費分をクレジットとして活用し、売却利益を商品券などの形で受け取れる。一方、企業は購入したクレジットで自社CO2排出量を相殺し、温暖化対策を講じることができる。

参加者は毎年1回、太陽光発電の総発電量と総売電量を茅ヶ崎市へメールで報告するだけでよい。同市では太陽光発電設備に対する補助金制度も整備しており、「おひさまクレジット」と併せて、自然エネルギーによる発電を推進している。

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