企業・CSR

2015年04月17日

 

パタゴニア、ダム撤去への取り組み

Keywords:  企業活動  企業(製造業)    生態系・生物多様性 

 

写真:蓬莱ダム
イメージ画像: Photo by 写真小僧 Some Rights Reserved.

アウトドアウェアを製造、販売するパタゴニア日本支社は2015年1月11日、ドキュメンタリー映画『ダムネーション』の市民上映を解禁した。『ダムネーション』は、「クレイジー」と言われながらも、川の自由を求め続けた人々の挑戦を描くドキュメンタリー映画。1月11日を「自由な川の日」と定め、ダム問題、自然との向き合い方を考えるきっかけ、そして行動への一歩となることを目指す。

ダムは主に、洪水調節、水道用水・工業用水・農業用水などの水資源の確保、発電、安定的な水量確保による河川環境の保全といった目的で建設されてきた。日本では2,700基以上ものダムが建設されたが、市民の安全性、生態系の健全性、漁場、河川流域で育まれてきた文化に対して、持続的に害をもたらすものも少なくない。

同社は『ダムネーション』の上映をきっかけとして、日本の川に自由な流れを取り戻すための3つのアクションを展開。長良川河口堰開門調査、サンルダム建設中止、瀬戸石ダム撤去、それぞれの実現を求めるオンライン署名・キャンペーンを実施している。また、2015年4月1日には、長崎県「石木ダム」建設に反対する地域団体の活動を全面的に支援していくことを発表した。

〈参考〉
石木川まもり隊
http://www.ishikigawa.jp/

English  

 

 

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