3R・廃棄物

2014年04月15日

 

東京都足立区 全国初、木製粗大ごみを資源化

Keywords:  3R・廃棄物  地方自治体 

 

写真:パーティクルボード
イメージ画像: Photo by Kirsten Pauli Some Rights Reserved.

東京都足立区は2014年1月30日、全国で初めて木製粗大ごみを資源化すると発表した。家庭から排出される「粗大ごみの4割の資源化」を目指し、貴重な木質資源を循環利用していく。年間400トンを資源化する予定。

家庭から排出された木製粗大ごみは、中継所で材質により粗選別される。中間処理業者にて分解、ガラスやプラスチックなどの不適物を除去した後、チップ化事業者にて破砕・チップ化される。

チップは、製造業者で住宅の床材や壁材として使用するパーティクルボードに再生され、木質材料として建設現場や工場で再利用される。再利用後に建築廃材となったものは、破砕・チップ化し、何度でもリサイクルすることが可能。

主要国におけるパーティクルボードとその他のリサイクル木材および新材の消費割合を比較すると、欧米ではパーティクルボードの使用が進み、4―7割を占めているのに対し、日本では2割に満たない。リサイクル木材を使用できる箇所にも多くの新材を使用しているため、リサイクル木材の潜在需要が多く見込まれる。

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