市民社会の動き

2014年02月23日

 

介護業界に新風を 新たな社会起業家の誕生

Keywords:  市民社会・地域  NGO・市民  エコ・ソーシャルビジネス 

 

Social Business Grand Prize
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2014年2月1日、ビジネスの手法で社会課題の解決を目指す社会起業家を表彰する「ソーシャルビジネスグランプリ2014冬」が開催され、介護事業を志す福島見容さんがグランプリを受賞した。

介護福祉に携わる家族の影響もあり、福島さんは「3K」と言われる介護業界のイメージを変えたいと一念発起。本業の人材育成ビジネスの傍ら介護現場で実習経験を重ね、起業の準備をしてきた。人材育成と情報発信を大きな柱にしたNPO法人を近く設立する予定。「腹を据えてやるぞということが伝わり、全員の気持ちを動かした」と評価された。

ソーシャルビジネスグランプリは、社会起業家育成に特化したビジネススクール「社会起業大学」が2011年から開催。今回で第8回を迎える。同コンテストのユニークな点は、大会来場者全員による投票でグランプリを決定すること。今回は会場外からもオンライン投票できる仕組みを導入し、合計745名が投票。従来以上に参加型の運営を実現した。

さらに今大会から、政治・行政を変える担い手を対象とした政治起業家部門を新たに設置し、俳優・映画監督として活躍する、株式会社リバースプロジェクト代表の伊勢谷友介氏が受賞した。

小島和子


 

 

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