お金の流れ

2013年11月29日

 

兵庫県のあわじ環境未来島債、完売

Keywords:  お金の流れ  再生可能エネルギー  地方自治体  市民社会・地域 

 

Mount_Komekura_Photovoltaic_power_plantイメージ画像: Photo by Sakaori. Some Rights Reserved.

兵庫県は2013年、淡路島で「住民参加型太陽光発電事業」を実施し、県が島民を中心とした住民から発電施設建設資金を調達し、発電・売電事業を行う(一財)淡路島くにうみ協会に対して貸し付けるため、住民参加型市場公募債(あわじ環境未来島債)を発行し、完売した。

太陽光発電施設設置場所は約1.54ヘクタールの県立淡路島公園隣接用地で、発電規模は1メガワット程度。2014年3月から売電を開始する予定。あわじ環境未来島債の期間は5年で、満期一括償還される。発行額は4億円で、購入単位は5万円以上5万円単位、購入限度額は1人あたり200万円で、表面利率は0.33%だった。

日本の地方は、少子高齢化、都市と農村の地域格差の拡大、雇用の縮小、後継者不足といった共通の課題を抱えている。淡路島では、こうした課題を解決する成功モデルとなるべく、県と島内3市で2010年9月に「あわじ環境未来島構想」をとりまとめ、島のポテンシャルや豊富な地域資源を生かしながら、「エネルギーの持続」「農と食の持続」「暮らしの持続」の3つの柱のもと、「生命(いのち)つながる持続する環境の島」の実現を目指している。

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