エコ・ソーシャルビジネス

2013年11月28日

 

日本の伝統工芸技術を世界に発信

Keywords:  エコ・ソーシャルビジネス  企業(製造業) 

 

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環境をよくする仕事をしたいという夢を持った大塚玲奈さんが2006年に株式会社エコトワザを設立し、日本の中小企業が持つ、低環境負荷の伝統工芸技術を生かした商品を海外へ紹介している。

環境負荷の少ない技術を持つ中小企業が日本には数多くある。例えば南部鉄器には、化学薬品などを使わず表面を焼くことでさびをつきにくくする技(わざ)が使われている。しかし、言葉や文化の違いなどが壁となり、以前は海外へうまくアピールできていなかった。そこでエコトワザがウェブサイトを通して世界との取引をサポート。おかげで南部鉄器は、アメリカやEU諸国からも注目を集めるようになった。

一般消費者向けにも、環境負荷の少ない商品を背景と共に紹介し、サイト上で販売している。人気商品の1つ「Tomorrow Box(あしたの箱)」は、「洗う」「香り」といったテーマに沿った商品が毎月セットで届くというもの。環境負荷の少ない生活を始めたい人に最初のきっかけを提供している。

大塚氏は「日本のローカルな解決策を紹介することで、さまざまな国の方同士が新しい考え方と出会い、改めて自らの住む地域の文化について考えるきっかけになれば」と語っている。

岸上祐子

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