幸せ・レジリエンス

2013年11月18日

 

生活保護利用者の顔が見える雑誌「はるまち」創刊

Keywords:  レジリエンス  共生社会 

 

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生活保護利用者が実名で登場する雑誌「はるまち」が2013年9月に創刊された。受給者の顔が見えることで、制度に対する偏見や不信感が払拭されることを目指す。

創刊号の巻頭インタビューを飾るのは、生活保護家庭で育った21歳の若者2人。現在は社会的にも経済的にも自立を果たした彼らの生い立ちからは、受給者以外は日ごろ知ることの少ない生活保護家庭の一端を垣間見ることができる。

厚生労働省によれば、全国で生活保護を受給している世帯数は、2013年7月時点で約159万世帯と過去最多を更新。受給者数は約216万人で、うち約30万人は未成年の子どもだ。生活保護を巡っては、不正受給問題に絡んだイメージ悪化が懸念されるが、実際の不正受給率は全体の0.4%にすぎない。2013年8月から生活保護基準額の段階的な引き下げが始まり、生活保護家庭の家計をいっそう圧迫している。

「はるまち」は生活保護への理解を深める情報誌として、季刊で10号までの刊行を目指す。一般の書籍流通には乗せず委託販売が中心で、委託先の紹介や制作協力者も募集中。定価は一部200円(税込)。
購読申し込みは下記へ。e-mail: info@harumachi.org

小島和子


 

参照元


 

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