2013年08月31日
Keywords: 環境技術 企業(製造業) 再生可能エネルギー 地方自治体
官民一体となって再生可能エネルギーを加速度的に普及させるべく活動を進めている佐賀県は2013年5月16日、浮体式潮流・風力ハイブリッド発電[スクウィッド]の実証事業を行なうことを発表した。これは海洋設備を扱う三井海洋開発が手掛けた海風と潮の流れを同時に電気に変える世界初のハイブリッド発電装置で、地域の特産であるイカに因んで名付けられた。
同県には、全国で唯一大学に海洋エネルギーの名を付けた研究センターを有する一方で、実証研究の担い手として期待できる造船業がある。今回の取組を玄界灘で行なうにあたり、その海を最も熟知している地元漁業者とともに取り組んでいることが大きな特徴。
同県はこのように、自らの強みを活かしつつ海洋再生可能エネルギーの実用化に向けた取組を進めており、この分野において将来的に日本が世界に向けてリードしていくことを実現する場でありたいと考えている。