政策・制度・技術

2013年08月14日

 

LIXILと徳島県上勝町 分散型処理システムの効果を確認

Keywords:  政策・制度  3R・廃棄物  企業(製造業)  環境技術 

 

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住まいと暮らしの総合住生活企業LIXILは2013年2月18日、徳島県勝浦郡上勝町と協働で行ったし尿や生活雑排水を再資源化する分散型システム「エコ・サニテーション」の実証研究結果の報告と意見交換を行った。

同町の民家に同社が研究開発中の「エコ・サニテーションモデル」を設置し、2012年4月から実場面でのデータ収集と価値評価を行ったところ、し尿は分解・減容化され、約1年間の運転期間中、汚泥の引抜きは不要であった。また、雑排水の放流水質は浄化槽と同等であり、特に、窒素、リンの放流水質は高度処理型浄化槽レベルであることが確認された。

同町は2003年に日本初の「ゼロ・ウェイスト宣言」を行い、34品目におよぶごみの分別、生ごみ処理機の全戸導入などを実施している。最後に残る課題としてトイレ・浄化槽などから発生する汚泥の削減や資源化について検討していた。今後も協働で実証研究を行い、ゼロ・ウェイスト政策に貢献し、河川を汚さない新しいサニテーションの仕組みづくりを目指すとしている。

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