交通・モビリティ

2013年05月23日

 

JR東日本、車両基地にメガソーラーを導入、鉄道運行にも活用

Keywords:  交通・モビリティ  企業(非製造業)  再生可能エネルギー 

 

東日本旅客鉄道(JR東日本)は2013年3月5日、車両基地の未利用地に出力1,000kW以上の大規模太陽光発電設備(メガソーラー)を設置すると発表した。発電した電気は車両基地内の事務所や車庫等で消費し、余った電気は自社の変電所に送り鉄道運行にも活用する。2013年度内に稼働を開始する予定。

CO2排出量を減らすため、同社はこれまで東京駅等に太陽光発電設備を導入してきたが、メガソーラーの設置は初めて。

「京葉車両センター」(千葉県千葉市)の構内に6,600平方メートル分の太陽光パネルを設置し、1日平均約2,700kWh、年間約1,000MWhの発電を見込んでいる。これは山手線(東京都内を走る環状線)の1編成が約4周する際に消費する電力量、または約270世帯が1日に消費する電力量に相当し、同社ではCO2排出量を年間約500トン削減できるとしている。

また、太陽光で発電した電気を有効利用するために、電力系統を制御して電気を遠くへ送る技術についても、この設備を活用して試験を行うとしている。

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