2012年12月20日
福岡県福岡市は2012年8月1日、節電対策として、旧型蛍光灯をLED照明に改修することを発表した。対象となる蛍光灯は、市有施設で使用している約6万本のうちの約2千本で、リース方式によりLED照明を導入する。
旧型蛍光灯の1本あたりの消費電力が43ワットであるのに対して、LED照明では1本あたり21ワットと約半分となる。福岡市では、これまで、旧型蛍光灯から1本あたりの消費電力が30ワットの省エネ型蛍光灯への改修を、1本あたり約7100円の費用をかけて進めてきた。これに対して、LED照明への改修を8年間のリース方式で導入する新方式では、8年間のりース期間で、リース料金が電気料、および省エネ型蛍光灯への改修費用の削減額を下回るため、約2,100万円のコストダウンとなる見通し。
福岡市では、今後導入効果を検証し、結果が良好であれば、リース方式によるLED照明への改修を拡大していく。
関連のJFS記事:
2011年のLED照明市場、2010年比185.7%の拡大
イオン、店内照明をLEDへ 電力使用量15%削減を目指す