2012年11月30日
Keywords: 省エネ 企業(非製造業) 再生可能エネルギー
大阪ガスと積水ハウスは、共同で2011年2月より実施している「スマートエネルギーハウス」の居住実験において、3電池(燃料電池・太陽電池・蓄電池)の最適制御の導入により、通年(同年7月1日より1年)で88パーセント減の節電効果、103パーセントのCO2排出量削減効果(太陽電池で発電した電気を売電した場合)、31万円の光熱費削減効果が得られることを実証した。
同住宅は、天然ガスを利用して発電、同時に発生する熱も有効利用できる家庭用コージェネレーションシステムと太陽電池を組み合わせた「ダブル発電」に蓄電池を組み合わせ、情報技術を駆使して、電気と熱を賢く「創る・貯める・使う」もの。3電池を備えた実験住宅で1年以上居住し、効果検証を行ったのは国内初。
今後は、3電池の組み合わせ運用に関する検討を進めると共に、実証用HEMS(Home
Energy Management System)の開発などに取り組む予定。2015年までに実用レベルの技術開発を完了し、早期市場導入を目指すとしている。
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