交通・モビリティ

2012年07月29日

 

高松市 市内中心部に自転車道を整備し供用を開始

Keywords:  交通・モビリティ  地方自治体 

 

香川県高松市は2012年4月8日、市道五番町西宝線において同市中心部の番町一丁目交差点から昭和町交差点まで1kmの区間に整備した自転車道の開通式典を開催し、供用を開始した。自転車の都市(まち)づくりを推進するために2008年11月に策定した「高松市中心部における自転車ネットワーク整備方針」に基づく取り組み。

同市道は両側の歩道を含め全幅22mの4車線道路だが、同区間の車道を2車線に減らし、歩道側に幅2mの自転車道および1.5mの停車帯を設けた。日本では、自転車道が設けられていても路上に印した線で歩道との区別が示されているだけという場合が多いが、本自転車道では自転車道と歩道の通行空間が分離されている。

2012年2月に部分開通区間で実施した21日間にわたる社会実験の結果によると、自動車交通への影響はほとんど見られなかった。安全性についてのアンケートでは、歩行者の71%、自転車利用者の59%が「向上」と概ね好評であった。自動車利用者は48%が「向上」の一方、43%が向上に否定的だった。実験レーン進入時の車線の絞り込みと車線が1車線になったことによる心理的要因と考察されている。

自転車道ネットワーク構築へ向けて モデル地区98箇所指定(関連のJFS記事)
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登録日時:2012/07/29 06:00:15 AM


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