2011年12月21日
Keywords: 環境技術 交通・モビリティ 企業(製造業) 省エネ
トヨタグループの豊田自動織機は2011年9月22日、「夢の車工房」の部員が圧縮空気を動力とする空気エンジン車『KU:RIN(クーリン)』を開発したと発表した。化石燃料も電気も動力としない新しいエコカー。
空気エンジンは、小型軽量で高出力、瞬発力に優れている。『KU:RIN』は、同年9月9日、日本自動車研究所の城里テストコース(茨城県)にて時速129.2kmを記録した。
豊田自動織機はカーエアコン用コンプレッサーの世界No.1サプライヤー。コンプレッサーは、エアコンシステムの基幹部品で、冷媒を圧縮する装置であるが、『KU:RIN』は、このコンプレッサーを圧縮機ではなく膨張機として使用し、圧縮空気が膨張する力のみを動力源とする。
「夢の車工房」は自由な発想を持ってモノづくりに挑戦する若手技術者を育むことをねらいに2006年12月に立ち上げられた豊田自動織機豊友会の一つで、就業後に、さまざまな事業部・専門分野の若手技術者40名が自主的に集まって、夢の車をテーマに、まったく新しいコンセプトの車の企画・製作活動を行っている。
登録日時:2011/12/21 06:00:15 AM
豊田自動織機の若手技術者が空気エンジン車を開発し世界最速に挑戦
http://www.toyota-shokki.co.jp/news/2011/110922kurin/