教育

2010年10月05日

 

青少年の育成にとって、自然体験や友だちとの遊びなどの体験の充実が重要

Keywords:  教育  NGO・市民 

 


独立行政法人国立青少年教育振興機構が2010年5月24日に中間報告を発表した青少年の発達段階に応じた適切かつ効果的な体験活動の推進に関する調査研究によると、子どもの頃の体験とそれを通じて得られる資質・能力(体験の力)の関係を年齢期ごとに検証した結果、小学校低学年までは「友だちや動植物とのかかわり」、小学校高学年から中学生では「地域や家族とのかかわり」、「自然体験」といった体験が「体験の力」と強い関係にあることが明らかとなった。

「子どもの頃の体験」を年代別に比較したところ、小学校に通う前から小学校低学年の時期の動植物とのかかわりは年代が若くなるほど増加する傾向がみられたのに対し、自然体験や小学校高学年から中学校の時期の友だちとの遊びは年代が若くなるほど減少する傾向がみられた。

この結果、小学校低学年の頃までは友だちや動植物とのかかわり、小学校高学年から中学生の時期までは地域や家族とのかかわりを推進する取組を行っていくとともに、自然体験や友だちとの遊びといった体験の充実を図ることが今後の青少年の育成において重要になると考えられる。

耕作放棄地で子どもたちが農業体験 熊本県(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/029224.html
自然体験と世界との交流を NPO法人ECOPLUS(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/023734.html
「子どもの体験活動の実態に関する調査研究」中間報告
http://www.niye.go.jp/houkoku_srch/
chosa_cts.php?insid=110

「子どもの体験活動の実態に関する調査研究」最終報告書
http://www.niye.go.jp/houkoku_srch/chosa_cts.php?insid=117

登録日時:2010/10/05 06:00:15 AM

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