日本でいちばんエコな大学はどこ？　第１回エコ大学ランキング発表

環境NGOエコ・リーグを中心に、大学の環境サークル等からなるCampus Climate Challenge実行委員会は2009年９月15日、大学の環境への取組みについて調査した「第１回エコ大学ランキング報告書（速報版）」を発表した。大学の環境対策を点数化しランキングするとともに、ランキング上位の大学の取組みについて情報発信することが目的。

調査は2009年５月から７月にかけて、国公私立合計334の大学に対し、アンケート票の郵送という形で行われた。質問項目は、「CO2排出・エネルギー使用量」「実施している環境対策」「学生への教育」の大きく３分野からなり、有効回答数は107（32％）であった。

満点125点のうち107点を得た岩手大学が１位、２位は九州工業大学（98点）、３位は山形大学（96点）と、国公立大学が上位を占めた。私立大学では、フェリス女学院大学が87点でトップとなった。

この他、自然エネルギーの活用は約４割、省エネ型照明の導入は約８割、環境に関する授業の必須化は２割弱などの結果が得られた。アンケートに回答した107大学の年間CO2排出量は合計約130万トンで、日本の総排出量の約0.1％を占めることが分かった。

第1 回エコ大学ランキング報告書(速報版)
http://ccc.eco-2000.net/file/090915eco-campus-flash-report.pdf
Campus Climate Challenge実行委員会
http://ccc.eco-2000.net/

登録日時：2010/01/15 06:00:15 AM