政策・制度・技術

2009年09月19日

 

ソニー 水銀0%のアルカリボタン電池を09年10月に発売

Keywords:  環境技術  企業(非製造業)  化学物質 

 

JFS/Mercury-Free_Battery
Copyright ソニー株式会社


ソニー株式会社(以下、ソニー)は2009年6月10日、アルカリボタン電池(LR)の無水銀化を達成し、環境に配慮した水銀使用率0%の同電池全6機種を発売することを発表した。2009年10月10日に発売開始の予定。

今回発売する製品は、正極材に水素ガスの吸収材を配合するというソニー独自の技術を新たに採用し、既に酸化銀電池(SR)で採用している負極材の水素ガス発生抑制技術と併せることで、これまで技術的に困難とされていた無水銀化を実現した。

同社は、年間約3億個のアルカリボタン電池と酸化銀電池を販売している。既に無水銀化を実現している酸化銀電池とあわせると、同社のボタン電池事業で年間約470kg、500mlペットボトル換算で約68本分の水銀を削減できる見込み。一般的に水銀は、不適切に廃棄された場合、食物連鎖により環境や人体に深刻な影響を与える可能性が指摘されており、同社は環境負荷低減に向けて、より一層の技術力向上を目指す考え。

環境負荷を低減した 水銀0%のアルカリボタン電池 発売
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200906/09-0610/
パナソニック電工 世界初、ナノシリコン電子源を用いた放電レス発光デバイスを開発(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/028560.html
電気・電子製品に含まれる化学物質管理用ガイドラインが発行される(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024039.html

登録日時: 12009/09/19 06:00:15 AM

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