2009年02月13日
Keywords: 環境技術 エコ・ソーシャルビジネス 企業(製造業) 化学物質
建設大手の大林組は2008年9月25日、ひ素汚染土の不溶化・pH調整・土壌硬化を同時に行うことができるひ素不溶化剤「ヒソガード」を開発したと発表した。日本では、自然由来のひ素汚染土が広く分布していていることが知られており、それを建設工事等で掘削した場合には、建設発生土として法律に規定された措置を講ずる必要がある。
この建設発生土を場外処分する場合、ひ素が溶け出して拡散するのを防ぐための不溶化処理、処分場の受け入れ基準に応じたpH値(水素イオン濃度指数)の調整、運搬時の荷崩れを防ぐための土壌の硬化処理が求められるため、それぞれの処理に費用が発生。高額な処理費用が問題になっていた。
新開発のヒソガードを使用したひ素汚染土壌処理システムは、これら3種の処理を同時に行えるため、従来の処理方法に比べて最大40%程度の処理費用削減が図れる。また、処分場の受け入れ基準に応じた汚染土壌処理が可能になるため、処分場所の選択の幅が広がる。
ひ素不溶化剤「ヒソガード」を開発
http://www.obayashi.co.jp/news/newsrelease/
news20080925_index.html
登録日時: 2009/02/13 06:00:15 AM