2009年01月24日
日産自動車は2008年9月18日、塗装工場からの環境負荷を半減する新たな塗装技術を開発したと発表した。この新技術は、塗装装置を減らすことにより最小規模の自動車塗装を可能にするもので、CO2、VOC(揮発性有機化合物)を最大で50%削減できる。
新技術は、塗り幅、塗装量を自在に変化させながら車体の部位に応じて自在に塗り分ける技術で、塗料を無駄にせず広い面積を一度に塗ることが可能になり、これにより、塗装装置を半数に減らすことができる。また、塗料や洗浄溶剤の廃棄量も削減が可能になり、VOCの排出が削減される。
自動車塗装工場は、空調で加熱、冷却、加湿を行うため、製造全工程の約1/4のエネルギーがここで消費される。今回開発された新技術の採用により工場自体の規模を最小化することができ、使用エネルギーが大幅に削減されるため、CO2排出量の大幅削減が期待できる。
日産自動車、塗装工場からの環境負荷を半減する塗装技術を開発
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/
2008/_STORY/080918-02-j.html
日産自動車 塗装ラインの刷新で揮発性有機化合物を4割削減(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024104.html
登録日時: 2009/01/24 6:00:12 AM