2008年05月09日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 企業(製造業) 化学物質
熊本県のベンチャー企業ビッグバイオは、納豆菌などの微生物群を利用した環境浄化商品の開発に取り組んでいる。福岡県のブロックメーカー、コヨウと共同開発した水質浄化用「エコバイオ・ブロック」は、水の汚れの原因となる有機物アンモニア等を分解・除去する働きを持つ納豆菌群を含む有用微生物(BB菌)を、多孔質岩石のセメントブロックに封入したもの。BB菌は淡水でも海水でも、水温10-65度まで有効繁殖するため、汚れた河川や湖沼にこのブロックを敷設することによって、自然環境に負荷を与えずに水質を浄化できる。
「エコバイオ・ブロック」の安全性はマレーシアの国家機関SIRIMの検査でも証明され、ランカウイ島メラカ川の水質浄化プロジェクトで採用されたほか、インドなどの国家プロジェクトでも採用され、世界各国から注文が相次いでいる。
同社はほかにも、家庭用の観賞用水槽を浄化する「エコ・バイオリング」や、同じくBB菌を利用した悪臭処理剤、ぬめり取り剤など幅広い製品を開発している。
http://koyoh.jp/
登録日時: 2008/05/09 12:06:08 PM